VRChat(無料)はいろんなワールド(箱庭)で他のユーザーとコミュニケーションを楽しめるソーシャルVRサービスです。
簡単に言ってしまえば「Second Life」や「PlayStation Home」のVR版なのですが、こちらは興味があってもなかなか取っつき難いですよね。ネットやツイッターで可愛いアバターに着替えて楽しそうにしている先駆者達を見ていると余計に興味が湧いてくるのですが、なんか難しそうで。
筆者もVRChatにはかなり前から興味を持っていて、ニュースに上る度にSteamからチラチラ見に行ったりしていたのですが、やはり英語の壁が厚くずーっと興味はあるんだけどなんだかよく分からんと指を咥えている状態でした。
今回、QuestにもVRChatが入ったと言うことで、これを機にちょっと腰を落ち着けてやっているトコなのですが、ここ数日はVRChatの独特でカオスな雰囲気を味わうのが楽しくて、Quest稼働時間のほとんどがVRChatになってしまいました。
※ ちなみに筆者は重度のコミュ障なので、ログインしてもほぼ会話はしていません。基本的にマイクOFFのまま手を振ったり顔や頭を撫でたりして回るだけ。そんな筆者でも何故かこんな状態になっています。(チャットしろよ!w
今回は、筆者みたいに興味はあるけどなんだかよくわからんと言った方向けに、VRChatの最初の一歩みたいな物をご紹介してみたいと思います。
まずは操作や設定を覚えよう
移動は左スティックで行います。初期設定では左スティック↑でポインターを飛ばしてアバターを移動し、スティックを離すとアバターの場所にカメラが移動します。←↓→は位置の微調整です。ちょっと回りくどいですが、この移動方法は酔いにくいので、慣れるまではこの設定をお勧めします。(スティックを倒しただけで移動する設定もあります)
右スティックは←→でその場回転。押込みでジャンプ。(ジャンプ禁止のワールドもあります)
トリガーとグリップで決定したり物を掴んだりして、三・Y・Bボタンはメニューの表示となっています。
まず「Tutorial」と言うワールドに飛んできます。一応、このワールドにも基本操作の説明がされているのですが、英語で書かれていてあまりピンときません。
ネットで調べてみると、日本語で説明しているワールドがあるようなので行ってみましょう。
とりあえず、三・B・Yいずれかのボタンを押してメニューを出してみます。「Worlds」を選択するといろんなワールドが表示され、行きたいワールドを選択することができます。
右上の「Search」を押して「jp」で検索すると「Oculus Quest 日本人向け集会場」が出てくるので、まずはそこへ行ってみましょう。
「Qculus Quest 日本人向け集会場」に着きました。このワールドに書いてある初心者向けの説明に目を通しつつ、更にこのワールドから飛べる「[JP] Tutorial world」にも行ってみましょう。
この2ワールドの説明で一通りの操作や設定は理解できると思います。筆者もこのワールドを参考にさせて頂いたおかげで、冒頭部分で書いていたような取っつき難さが解消され、より深くVRChatの世界に入って行けるようになりました。ワールド製作者様に感謝です。
ワールドをお気に入りに登録する
設定方法を忘れてしまった時の為に、このワールドをお気に入りに追加しておきましょう。
登録したワールドは「Worlds」の一番下に表示されています。気に入ったワールドはどんどん登録して行きましょう。
とりあえず、いろんなワールドを放浪してみる
まずはいろんなワールドでアバターを漁りながら慣れて行くのが良いと思います。

「Worlds」内の「Avatar Worlds」項目を「Expand」で広げて見てみます。右側にかわいいアバターが表示されているワールドがあるので早速行ってみました。
Lua Avatar World
ワールドに着くと目の前はインフォメーションでした。Ficsnade.さんと言う方が作ったルアと言うアバターだそうです。
アバターはポリゴン数や機能の違い等の問題でPC用とPC・Quest用に分けられています。一応、どんなアバターでも着れるようにはなっているのですが、PC用アバターはQuestでは表示されず、全てロボットになります。残念。(他人のアバターも同様)
真ん中にPC・Quest用アバターがあったのでそれに着替えてみました。ミラーが見当たらなかったのでHomeのミラーで確認してますが、いやぁー可愛いですね。何か危険なものに目覚めてしまいそうです。(※ 中身はアラフィフのおっさん)
Kings Raid Quest Avatar
キングスレイドをやったことが無いのでよくわかりませんが、そのゲームに出てくるキャラクターなのかな?
ここのアバターもかなり高品質ですね。筆者のワールド選びによる偏りで、猫耳・狐耳のケモナー向けアバター紹介と化してしまいましたが、もちろん普通のアバターもありますよ(汗
Archery Cross Platform
ちょっとしたミニゲームが遊べるワールドもあります。
よくある的当てゲームですね。弓を掴んでトリガーで矢を放ったり、もう片方の手で矢を引いて放ったりできます。
Quest ShootingRange test
こちらもよくあるシューティングレンジ的なワールド。
なかなか掴みにくいのですが、銃は両手に持つこともできます。
最後に
こんな感じで放浪を続けているだけであっという間に時間が溶けていきます。これはこれでプチ旅行気分で楽しいのですが、VRChatはコミュニケーションソフトなので良いフレンドに巡り合えたらもっとヤバイ事になりそうですね。
ただ、日本人はフレンドのみ・招待のみで生成されたワールドに集まってしまう傾向があるそうで、普通に歩き回っているだけではなかなか会う事ができません。日本人を見かけたら積極的に話しかけてフレンドを増やして行かないと、いつまでも筆者のように放浪の旅を続けることになりそうですが、イベント等も定期的に行われているようなので、これに参加してみるのも交流を広げるには良いかもしれません。
筆者がVRChatの中で最も魅力的に感じているのは、個人が作ったワールドやアバターが織りなす闇鍋感です。良い意味でも悪い意味でもバラバラで、ある意味無法地帯と化しているのですが、そのカオスな感じがたまりません(笑
Quest版はPC用アバター・PC用ワールド・PC用のギミック等に対応していないので、VRChatの全てを見て回れないのが残念ですがQuest対応も徐々に進んでいるようです。VRストリーミングが出来る環境ならそれを使ってPC版のVRChatに入る事も可能なので、こちらを試せる方はQuest版と比較してみるのも面白いかもしれません。

PC版ならカラオケやMMDができるワールドもあるよ
コメント
他人のアバターに触れるために「PERSONAL SPACE」のチェックをオフにするのもマストな設定だと思います。
名前からアバターの近くに行ったときに表示が消えないようにする効果があるとは想像し辛かったので、わたしは最初すこし悩みました。
私もこの設定は必須だと思っています。可愛いアバターが多いのでドアップで見たいですよね(笑